藤澤俊輔 「漫才コラム」と「漫才.コント.落語台本集」

漫才作家だけで食べていくために「オチを売るシステム」を模索中。「古典漫才」の普及を目指しフリー台本公開中。時々コントと落語


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●漫才その他

立ち姿の美しい漫才師は誰?

立ち姿の美しさというのは ・姿勢・立つ角度(もしくは立った時の向き)・マイクからの距離・二人のバランス などによって決まると思います。 みなさんは漫才を見る時,立ち姿の美しさを気にしていますか? コンビのうち一人だけではなく,二人とも,また二人…

ホーム・チームの雰囲気

2010年12月に解散してしまったホーム・チーム ホーム・チームの独特の雰囲気,わたしは好きですね。この雰囲気はおそらく,二人の関係性とキャラクター,そしてソフトなツッコミによるものではないかと思います。 漫才をしている時の二人の表情がとても好き…

オンバト+ みなさんの感想は?

トップリード 優勝!2位は タイムマシーン3号 笑いは結構好みがあるので,順位を付けるのは難しいですし,個人的にはあまり好きではありませんが,今回は納得! タイムマシーン3号の漫才もおもしろかったですが,トップリードのコント,すばらしかった!特に…

おかしみ — 笑わなくてもおもしろい

落語の場合,必ずしも「笑い」を取る必要はありません。見ている人は,「笑わなくてもおもしろい」と感じているからです。 なぜ笑わなくてもおもしろいのか? それは,「おかしみ」を楽しんでいるからです。「おかしみ(可笑味)」とは,「おかしい感じ, こっけいなおも…

タイムマシーン3号の変化?

先日オンバト+に出ていたタイムマシーン3号。実は,オンバトを見たのは久しぶりで,タイムマシーン3号の新しいネタを見たのも久しぶりでした。タイムマシーン3号といえば,ボケとツッコミがしっかり分かれているコンビという印象だったのですが… ツッコミの…

ただそこに「笑いが在る」

「笑わせる」漫才は,どこか上から目線で押し付けがましいという印象があります。「笑わせる」漫才は,おそらく笑いをとることはできると思いますが,見ている側は, 「笑わされている」という感覚(無意識の場合が多いですが)があり,「心底笑う」という状態になれな…

Wコロンは一発屋?

今,ブットバースという番組見ています。一発屋芸人の月収ランキングに,Wコロンが出ていました。見ていて思い出したのが,「なぞかけブーム」が去る前に…という記事。 残念なことにWコロンは,今行なわれている THE MANZAI 2011 予選1回戦を通過できませんで…

「MANZAIカバーズ」という番組

以前から,「カバー漫才を見たい」と言っていましたが,あったんです!そういう番組。「MANZAIカバーズ」という番組です。知りませんでした… この番組のテーマはカバーですから,ものまねにならないことも一つの重要なテーマ。これは,誰のどういうネタをカバー…

キングコングの長い漫才は好きですか?

キングコングはあまり好きじゃないという声も聞きますが,わたしは好きです。 キングコング DVD「KING KONG LIVE 2010」 - YouTube このような長い漫才を見て,「これって漫才なの?」と思う方もいるかもしれませんが,わたしは大好きです。 これだけ時間があ…

ボケとツッコミが入れ替わることの強み

囲碁将棋の「医者と患者」という漫才を見て改めて,「ボケとツッコミが入れ替わることの強み」を感じました。 このネタの最初の方の「広島の中継ぎスイッチ」の部分でもボケとツッコミの入れ替わりがありましたが,最も分かりやすいのは「小林一茶」の部分。 このネ…

「うまい」と「おもしろい」

みなさんは,「うまい漫才」と「おもしろい漫才」,どちらが好きですか? 例えば 「おもしろいけどうまくはない漫才」「うまいけど爆笑することはない漫才」 どちらが好きですか? 最終的にはそれぞれの好みですが,この2つから選ぶならわたしは,「うまいけど爆笑する…

繋げるのではなく縮める

以前にも書きましたが,漫才の持ち時間というものは短い場合が多く,どうしても短いネタ,2,3分のネタを用意する必要があります。たまに長い持ち時間を与えられると,その短いネタを2つ,時には3つ繋げて演じることがあります。このような習慣は,あまり良く…

立ち姿の美しい漫才師は誰?

立ち姿の美しさというのは,姿勢・立つ角度(もしくは立った時の向き)・マイクからの距離・二人のバランスなどによって決まると思います。 みなさんは漫才を見る時,立ち姿の美しさを気にしていますか? コンビのうち一人だけではなく,二人とも,また二人の…

素の自分と演じている自分

コントでは,最初から最後まである役を演じ続けるのが普通なので,「素の自分」としてセリフを言うことは通常ありません。「素の自分」のセリフがあるコントもないわけではありませんが,そのようなコントは,シュールなコントという位置づけになると思います。 …

漫才コンクールの課題ネタ

合唱コンクールなどでは,課題曲というものがあり,みなが同じ曲をそれぞれの持ち味を活かして歌います。それと同じように,同じネタを何組かの漫才師に演じてもらい,その違いを楽しむという企画です。 まず,できるだけ無名の漫才師に課題ネタを台本通りに…

格好をつけない

外見は,スーツなどを着てある程度「格好をつけて」ほしいと思いますが,ここで言う「格好をつけない」とは,主に内面のことです。今は売れている漫才師の中にも,若い頃は「格好をつけていて全然おもしろくなかった」と言う方も少なくありません。 「格好をつける」…

「漫才師」と「お笑い芸人」

現状では,「漫才師」と「お笑い芸人」を区別する意味はほとんどありません。これは,「漫才」だけで食べていけるような環境がないということを示唆しているのではないかと思います。 「お笑い芸人」としての様々な経験は,「漫才師」としての成長に寄与するとは思いま…

ちょっと好き

漫才を始める前に マイクの高さを調整する 漫才師の仕草が ちょっと好き

変わってくこと・変わらずにいること

大事なのは変わってくこと 変わらずにいること—槇原敬之,「遠く遠く」より 漫才師の場合,「一生漫才を続ける」という信念を「変わらずに」持ち続けることは,大切なことです。 しかし,実際に一生漫才を続けられる漫才師とは,絶えず「変わってく」ことのできる人…

漫才における枕

TVという短い持ち時間でも,落語でいう枕のようなものをうまく取り入れている例を挙げてみたいと思います。 ますだおかだ「パァ,出た!」などのギャグの後も少しの間自由に泳がされている岡田さんと,それを見て少し笑っている増田さん,この時間は枕のような…

枕(まくら)

落語には「枕(まくら)」というものがあります。本題に入る前の話,今風に言えばフリートークのようなものです。 落語や漫才だけでなく,生の舞台は生き物であるとよく言われます。毎日違ったお客さんが入り,その日その日の「空気」というものがあります。「空気」…

フットボールアワー

「円熟味が増し,味わい深くなった」 これが最近のフットボールアワーの印象です。 フットボールアワーの味わいは,「しゃべくり漫才」の時に発揮されるように思います。岩尾さんの持つあの独特の雰囲気は,「漫才コント」で何かの役を演じるよりも,「しゃべくり漫…

ちょっと好き

往年の夢路いとし・喜味こいし センターマイクのところへ こいしさんが先に到着し いとしさんが後からゆっくりと歩いてくる感じが ちょっと好き

ますだおかだ

よく正統派漫才といわれるますだおかだですが,現在のスタイルは, 「ボケ」と「ツッコミをボケさせる(すべらせる)」というものです。 わたしの記憶が正しければ,M-1で優勝した後から,岡田さんにたくさんボケさせるというスタイルが定着したように思います。増…

ちょっと好き

ライセンスの 井本さんの 漫才の時の立ち方が ちょっと好き

中川家

TVのネタ番組でこれほどまでに繰り返し同じネタをやる漫才師は中川家しかいない,と言っても過言ではないと思います。 わたしは中川家の漫才を,「さすがにもうこのネタは飽きたな」という気持ちで見始めるのですが,最後には決まって「おもしろかった!」と感じ…

アンタッチャブル

「最も楽しそうに漫才をする漫才師」 これが,アンタッチャブルに対するわたしの印象です。 あれほどまでアドリブを入れた漫才ができれば,当然楽しくて仕方がないと思います。 山崎さんは隙あらばアドリブで小さいボケを連発し,それだけでも十分笑っていると…

ブラックマヨネーズ

かつてのブラックマヨネーズは,服装は「特殊」,漫才のスタイルは「普通」のボケとツッコミでしたが,それがいつからか逆転しました。服装は「普通」,漫才のスタイルは「特殊」という形に。 吉田さんは「ボケ」というより「過度に心配する人」小杉さんは「ツッコミ」とい…

高校生漫才師の皆様へ

わたしは現在32歳ですから,日常生活で10代の方と接点を持つ機会はほとんどありません。まして,10代の方と漫才について語り合う機会など,見いだすことは不可能だと考えていました。 ところが,ブログを通して何人かの方からコメントをいただき,やり取りを…

「中堅」とは?

どこからどこまでが中堅なの? 漫才師の場合,何年漫才をやっているのかということよりも,「売れる」時期のほうが大きいようです。 なかなか売れない場合,10年以上やっていても「若手」というイメージがあり,早く売れればそこそこの年数でも「中堅」という感じ…

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