藤澤俊輔 「漫才コラム」と「漫才.コント.落語台本集」

漫才作家だけで食べていくために「オチを売るシステム」を模索中。「古典漫才」の普及を目指しフリー台本公開中。時々コントと落語


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繋げるのではなく縮める

以前にも書きましたが,漫才の持ち時間というものは短い場合が多く,どうしても短いネタ,2,3分のネタを用意する必要があります。たまに長い持ち時間を与えられると,その短いネタを2つ,時には3つ繋げて演じることがあります。このような習慣は,あまり良くないとわたしは思います。繋げてしまうと,一つ一つのネタの価値が下がってしまうからです。

これからは,元ネタは10分程度で作り,それを縮めたショートバージョンを用意するという形が主流になるべきだと思います。TVではショートバージョンを演じることが多くなると思いますが,それを見た人に,フルバージョンも見たいと思ってもらえるようなものを作る,つまり,ショートバージョンの漫才は半分宣伝用ともいえる位置づけとなります。

持ち時間が1,2分という短さの場合,この方法を取ることはかなり難しいとは思いますが,繋げるのではなく縮めるという方向に持っていけないものかと考えています。

 

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