「かつらと文金高島田」が上演されます
「劇団空奏列車」という群馬のアマチュア劇団のみなさんが,「まーやの家の小さな演劇祭」で,「かつらと文金高島田」 「続・かつらと文金高島田」 「かつらと文金高島田 THE FINAL」 の3部作を演劇のひとつの作品として演じてくださいます。上演は9/18です。詳しくはこちらをご覧ください。楽しみです。
銀シャリは売れても絶対に漫才をやめないでください!
M-1優勝後,他の仕事が忙しくなりすぎたりしてあまり漫才をしなくなるコンビがいる一方で,M-1優勝時よりもその後の方が圧倒的に漫才がおもしろくなるコンビもいます。
例えば,ますだおかだはM-1優勝後に,岡田さんがガンガンボケたりすべったりするネタをやるようになりました。フットボールアワーは,それまでメインにしていた漫才コントではなく,二人の個性が活きるしゃべくり漫才のスタイルを確立してゆきました。どちらのコンビも,「今の漫才の方がM-1優勝時よりも圧倒的におもしろい」とわたしは思っています。
昨年のM-1で優勝した銀シャリですが,以前は,鰻さんのボケではなく,うまいこと言ったり例えたりする橋本さんのツッコミで主に笑いを取るというスタイルだったと思います。しかし最近では,鰻さんのボケそのものでも笑いを取る,橋本さんの過剰なツッコミに鰻さんがつっこむことで笑いを取る,という形に進化し,その結果M-1を獲ることができたのだと思います。
銀シャリは橋本さんが注目されがちですが,銀シャリの漫才のあの良い雰囲気を作っているのはむしろ鰻さんの方だとわたしは思っています。あの笑顔ととぼけたキャラクター,それでいて漫才のしゃべりはしっかりしている。漫才の軸は鰻さんである方が,銀シャリの漫才はいいと思います。そうすれば,橋本さんがつっこみ倒してもまとまるので…
鰻さんが漫才のしゃべりの中心となりボケて,橋本さんが好き放題につっこみもはやボケのようになり,それをさらに鰻さんがつっこむというこの形,まだまだ伸びしろがあるように感じます。例えば,鰻さんのつっこみのバリエーションを増やすとか…。それと,ビシッと決まるオチがあれば最高です。
銀シャリは売れても漫才メインでやってほしいです。どうかよろしくお願いいたします。