漫才師らしい雰囲気
「雰囲気がある人」という言い方があります。
それには,持って生まれたものも関係あるでしょう。生まれながらにして漫才師としての雰囲気を持った人ももしかしたらいるのかもしれません。
しかし,雰囲気というのは,ただ持って生まれたものだけであるというわけでもないはずです。「漫才師らしい雰囲気」を持っている人は,次のようなことをいつも考えている人ではないかと思います。
「漫才師」とはどうあるべきか
「漫才師」としての誇りを持ち続けたい
「漫才」に関して妥協したくない
もっと「漫才」がうまくなりたい
一生「漫才」をやり続けたい
一生「漫才師」であり続けたい
「漫才師」とは,人を笑わせるのが仕事です。ある人はそれを見て,「ただふざけているだけだ, くだらないことをしている」と言います。
「ただ」ふざけているのではありません
「真剣に」ふざけているのです
「真面目に」くだらないことをしているのです
真の漫才師は,どこまでも本気で真面目な人なのです。