藤澤俊輔 「漫才コラム」と「漫才.コント.落語台本集」

漫才作家だけで食べていくために「オチを売るシステム」を模索中。「古典漫才」の普及を目指しフリー台本公開中。時々コントと落語


お問い合わせ・ご依頼はこちらから

 

 

「誰かに愛されたい」 いつもそう思ってた

「してほしいことがあるなら同じことをしてあげればいいんだよ」と

誰かが言っていたから僕は恋をしてみた

「愛と恋は違う」ってそんな歌を聴いたことはあったけど

愛し方が分からない僕は恋をしてみた

 

「誰でもいい」なんて思っていたわけじぁないし

その人のためにできることなんだってしてあげたいと思った

春の雨の日には君と一緒に入る傘を

夏の暑い日には君が大好きなチョコミントアイスを

秋の寂しい日には君と一緒に撮った湖に映る夕日の写真を

冬の寒い日には君のためにあったかいココアを

その人のためにできることなんでも…なんでも…してみたのだけれど

あれは本当に…本当に「恋」だったのだけれど

「愛と恋は違う」という歌の意味がはじめて分かった気がした

 

どんなに必要なものでも

どんなに大好きなものでも

どんなに綺麗なものでも

どんなにあったかいものでも

見返りを求めてあげたものは全部

どこか冷たくて少し重たくてザラザラとしていて

「誰かに愛されたい」 僕はただそれだけを投げつけていた

「失恋」とはよく言ったもので僕は君を失ったのではなく恋を失った

もう恋なんてしない 僕は「誰かに愛されたい」だけなのだから

 

あれから探し続けてる 心の居場所を

今までよりももっとまじめに働いてみたり

今までよりももっと誰かと話してみたり

今までよりももっと遠くまで行ってみたり

今までよりももっともっと悩んでみたり

でもどこにもなくて 僕の中には何もなくて ただただ寂しくて

「誰かに愛されたい」だけの僕の心は日に日にボロボロになってゆく

家にいたってどこに座ればいいのかさえ分からくなって今

日も立ち尽くしていた

 

 

あれから半年が過ぎた夕暮れ 湖に映る夕日を見ていた

涙はなぜ枯れ果てないんだろう

この湖が消えてなくなるくらい泣いてきたっていうのに

こんなにも綺麗な夕日が涙で滲んで

どうしようもなく綺麗になってゆく

もう僕には何もない

「誰かに愛されたい」 そんな気持ちさえも

そして今思うのはただ 「誰かを愛したい」

 

バナナのうた

この曲は,わたしの友人がバナナが好きすぎることが原因でできた曲です。その友人が「歌詞みたいなもの」を思いつくままに書いてくれて,それを整理したり少し付け加えたりして作りました。わたしの中からは絶対に出てくることのない詞ですね。やっぱり「好きすぎる」と,そこかか何かが生まれるようです。

 

君はちょっとしたことですぐに傷ついたりして

顔色曇らせてること僕は気づいていたんだよ

自信なさげに背中丸める君の話を

今日は朝まで聞いてあげる 君を守ってあげる

包み隠さずに君の気持ちを僕に聞かせてくれないか?

イチゴみたいにかわいくもないし

桃みたいに色白でもないし

さくらんぼみたいにちっちゃくもないし

イカみたいに子どもに好かれないし

パインみたいにオシャレでもないしなんて思ってるのかな?

Ah〜バナナ 僕の大好きなバナナ

 

僕がいなくても君は誰かに好かれるんだろうけど

君がいないと僕は困ってしまうんだ

背が高くてきいろくてかわいい君も

時が過ぎて少しかわってしまったけど

朝食のヨーグルトにも合うし

おやつのチョコレートにだって合うし

冷たいアイスにだってなれるし

焼いたケーキにもなれるし

クレープでもスムージーでもいけるなんて素敵な君のままだね

Ah〜バナナ 僕は大好きさ

na〜バナナ 僕の大好きなバナナ

 

落ち込んだとき泣きそうなとき僕は君に会いたい

やさしさがすぐに心に効いてくるのがわかるのさ

ずっと元気でいられるんだ

だからバナナ 僕は大好きさ

na〜バナナ 僕の大好きなバナナ

  

思ったより悪くはなかったな

 

思ったより悪くはなかったな

だいたい毎日そう思うんだ

本当に最悪な日はせいぜい何年かに一度

あるかないかの割合みたいだ

良くも悪くも「特別だ」なんて思ってた

この悲しみを分かってくれる人なんているはずもない

そんなふうに思ってた

 

人生はかわる

君と出会って

信じてみようってはじめて思えたんだ

人生はまわる

今度は僕が誰かに何かをしてあげる番だ

何をすればいいのかまだよく分からないから

何回転も空回りして

その勢いで少し進めたのなら結果オーライ

純粋な気持ちは意外と遠くまで届くみたいだ

 

人生はかわる

君と出会って

信じてみようってはじめて思えたんだ

人生はまわる

今度は僕が誰かに何かをしてあげる番だ

何をすればいいのかまだよく分からないから

何回転も空回りして

その勢いで少し進めたのなら結果オーライ

純粋な気持ちは意外と遠くまで届くみたいだ

 

思ったより悪くはなかったな

だいたい毎日そう思うんだ

本当に最悪な日はせいぜい何年かに一度 

今日は特別なにもないけどいい日みたいだ

 

お問い合わせ・ご依頼はこちらから