藤澤俊輔 「漫才コラム」と「漫才.コント.落語台本集」

漫才作家だけで食べていくために「オチを売るシステム」を模索中。「古典漫才」の普及を目指しフリー台本公開中。時々コントと落語


お問い合わせ・ご依頼はこちらから

結婚式用漫才台本03

当て書き:タイムマシーン3号(関太 / 山本浩司

 

関:円満な結婚生活を送る秘訣って知ってますか?

山本:そりゃあ愛情ですよねぇ

関:愛情はもちろん大切だけど,ポイントは音

山:音って?

関:生活音ね

山:くしゃみとか?

関:くしゃみは大事だよね

山:結婚する前とか新婚の時は「くしゅん」ってくしゃみしたりしてね。あれはかわいいよね

関:結婚して慣れてくると…「へいっくしょ〜ん!てやんでぃ!こんちきしょう!」って…

山:そんな江戸っ子みたいなやついるのかよ今どき

関:でもまじめな話,生活音ってほんと大事ですからね。ちょっとした音が気になり出すと,だんだん相手のいろんな音が嫌になってきたりしてね

山:それはそうなんだよね。でもどうしたらいいのか分からないんだよ

関:愛情を込めればいいんだよ

山:何に?

関:音に

山:音に?

関:愛情のこもったくしゃみはなかなかいい音色がするってよく言うじゃないですか

山:誰が言ってんだよそれ。聞いたことないよ

関:とにかく…愛情を込めるのと込めないのとでは何事においても必ず違いが出てきますから

山:それは分かりますよ。お皿をテーブルに置く時だって,無造作に置くのと愛情を込めて置くのとでは音が違うとかそういうことだろ?

関:特に気をつけた方がいいのが,いびきの音ね

山:いびきの音はよく喧嘩の原因になりますからね

関:愛情を込めていびきかいた方がいいですよ

山:できんの?そんなこと。寝てるんだからコントロールできないでしょ

関:俺くらいの達人になればね,それはそれはいい音色のいびきを奏でられますからね

山:お前いびきの音のこと「音色」って呼んでんの!? どうやって奏でるんだよ

関:日々修行しないと無理だよ。でもとにかく一番大切なのは,気持ちですから

山:気持ちね。あらゆる音に愛情を込めればいいってこと?

 

※続きはこちらのnoteを購入するとご覧になれます。

 

  

これはフリーの漫才台本です。ご自由にお使いください。
ご使用の際は,この記事のコメント欄にご一報ください。

 

 

お問い合わせ・ご依頼はこちらから