藤澤俊輔 「漫才コラム」と「漫才.コント.落語台本集」

漫才作家だけで食べていくために「オチを売るシステム」を模索中。「古典漫才」の普及を目指しフリー台本公開中。時々コントと落語


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漫才師と一本のマイク

漫才の象徴といえば, 一本のマイクです。マイクを中心にして二人がどう立つのかに注目したことがあるでしょうか?いろいろなタイプの立ち方があります。

1. 二人とも真っ正面を向いているタイプ

2. 二人が少しだけマイクの方を向いているタイプ

3. さらに横を向いて, 二人が向き合いつつあるタイプ

他にもあるかもしれませんが,わたしが一番漫才師らしいと思うのは,2の二人が少しだけマイクの方を向いているタイプです。

 

また,マイクからの距離ですが,かなりマイクから離れてしまい,真ん中にスペースができてしまっている場合があります。これは好みの問題かもしれませんが,二人の肩が微妙に触れるくらいの距離でマイクに向かうのが,漫才師らしいとわたしは感じます。そして時々,マイクから離れることなく,マイクとは反対のほうを向き,相方に背中を見せるようにしてしゃべるという動きも, とても漫才師らしい動きだと思います。

 

舞台には,マイク一本と漫才師だけなのですから,マイクをどう扱うのかということも,漫才師として大切なことだと思います。

 

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