藤澤俊輔 「漫才コラム」と「漫才.コント.落語台本集」

漫才作家だけで食べていくために「オチを売るシステム」を模索中。「古典漫才」の普及を目指しフリー台本公開中。時々コントと落語


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「しゃべくり漫才コント」という分類

「漫才コント」は,二つに分類することができると思います。

一つは「最初から最後までほぼ役になりきって話を進めるもの」,もう一つは「何かの役を演じてはいるものの, 要所要所で役ではない本人としてのセリフを入れるもの」です。

後者のような「役ではない本人のセリフ」の割合が多いものを,「しゃべくり漫才コント」と呼ぶのはどうかなと思っています。

 

「役ではない本人のセリフが入れられる」のが漫才の強みです。漫才でコントを演じる場合でも「しゃべくり」の要素を上手に入れることによって,漫才ならではの味わいが生まれてきます。

コントメインのコンビが漫才を始めるとき,「これはほぼコントだな」という印象を与えてしまうことがありますが,それはこの「しゃべくり」の要素がよく分かっていないからなのかもしれません。

もちろん逆のパターンもあります。漫才メインのコンビがコントをやると,漫才感が漂っていたります。

「コント感のない漫才」「漫才感のないコント」,両方できるコンビは少ないのかもしれません。

 

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