藤澤俊輔 「漫才コラム」と「漫才.コント.落語台本集」

漫才作家だけで食べていくために「オチを売るシステム」を模索中。「古典漫才」の普及を目指しフリー台本公開中。時々コントと落語


お問い合わせ・ご依頼はこちらから

・提案 / 提起

「中堅」とは?

どこからどこまでが中堅なの? 漫才師の場合,何年漫才をやっているのかということよりも,「売れる」時期のほうが大きいようです。 なかなか売れない場合,10年以上やっていても「若手」というイメージがあり,早く売れればそこそこの年数でも「中堅」という感じ…

ブーム(流行)って何?

「ブーム(流行)」というのは一体何物なのでしょうか… 漫才の世界にも,かつて「漫才ブーム」というものがありました。当時の漫才師は,まるでアイドルのようで,アイドル以上の人気をさえ得ていたように思います。 「流行」の波がどのようにして始まるのかはよく…

ハマカーンを応援

ハマカーンの漫才,みなさんはどう思われますか? このところ,浜谷さんの持っている独特のキャラクターを全面に出す漫才をしています。あの雰囲気はなかなか出せるものではありません。非常に貴重な人材です。しかし,なかなか知名度や評価が上がらないので…

「時間をかけてネタを育てる」という考え方

「ネタの使い捨て」というと言い過ぎかもしれませんが,最近の傾向はこれに近いものがあると思います。 同じネタでも,アドリブを入れることによって毎回様々な形に変化します。演じる漫才師が成長するとき,そのネタはさらに成長します。「一生」という時間をか…

「しゃべくり漫才コント」という分類

「漫才コント」は,二つに分類することができると思います。 一つは「最初から最後までほぼ役になりきって話を進めるもの」,もう一つは「何かの役を演じてはいるものの, 要所要所で役ではない本人としてのセリフを入れるもの」です。 後者のような「役ではない本…

嘘のない漫才を

ある時から急におもしろい漫才をするようになった漫才師がいます。 もちろん本人たちからすれば,「急に」おもしろくなったというよりも,試行錯誤の末,やっと自分たちの得意な漫才のスタイルを見つけることができたという感覚だと思いますが… 比較的最近では…

漫才における「動き」の是非

本当にマイク一本で漫才をやっていた時代は,当然のことですが,あまり「動く」ことができませんでした。今はピンマイクのおかけで,かなり自由に動くことができるようになりました。 「動き」の多い漫才を見ていて,「こういうのもなかなかいいな」と思う時もあれ…

なぜ伝統芸能にしたいのか

それはただ単純に「名作漫才」が見たいからです。 そしてその「名作」を後代にまで語り継いでゆきたいからです。 「名作」はみんなの財産であり,みんなの力で守るべきものだと思います。 今のままでは,どんな「名作漫才」でも,いずれはほとんど忘れ去られてしまい…

「一本ネタ」のすすめ

「一本ネタ」とは,最初から最後まで一つのテーマで話(漫才)をすることです。 このところ,TVでの漫才の持ち時間は少なく,最近では1分でどれだけ笑わせることができるかというような番組もあり,1,2分で終わる漫才のネタを作らなければならない状況にあります…

「いいかげんにしろ!」を廃止にしたら…

「いいかげんにしろ(しなさい)」「もういいよ」などは関東を中心に,「やめさせてもらうわ」「もうええわ」などは関西を中心として使われている,漫才を終える時の言葉です。なぜこのように,漫才の終わりを告げる合図が必要なのでしょうか? それは,ネタが十分に「…

古典漫才・カバー漫才

落語の世界には「古典落語」があり,音楽の世界には「カバー曲」があります。 なぜ漫才の世界にはないのでしょうか… それには,ネタの完成度の問題があると思います。これは,「笑える」という意味での完成度のことではありません。「作品(話)」として完成度のことで…

「なぞかけブーム」が去る前に…

Wコロンは以前からなぞかけをやっていましたが,TVで取り上げるのは難しいだろうと思っていました。 まさかこんな大ブームになるとは… 「うまいんだけどおもしろくない。すごいんだけど笑えない」と言われ続けてきたのが,Wコロンのねずっちさんです。それでも…

まずはM-1から

現在最も有名で, 最も影響力のある漫才番組は, M-1グランプリだと思います。 M-1での持ち時間は基本的に4分です。せめて最終決戦(最後の3組の漫才)だけでも, 時間を増やしたりいいのにと思っています。「普段漫才番組は見ないけど, 毎年M-1だけは見ている…

TVでの漫才の持ち時間を増やす方法

TVでの漫才の持ち時間は,大抵4分前後です。しかし,生放送の場合,時間が押してしまい「2分でお願いします」などということもあります。しっかりとしたオチがあるネタを半分の時間で演じるなら,場合によっては全く意味のわからないオチになってしまうことも…

オチがしっかりした漫才は後味が違う

漫才は「落語」ではないのだから, オチにはそんなに力を入れなくてもいいという考え方もあると思います。しかし,しっかりとしたオチがあるのとないのとでは後味が全く違うというのも事実だと思います。 例えば,夢路いとし・喜味こいしさんはほとんどのネタ…

漫才の未来について考えています

漫才を「日本の伝統芸能に押し上げたい」と考えている方はどれくらいいるのでしょうか? 「漫才の歴史」について考えるなら,すでに日本の伝統芸能だと言えるのかもしれませが,現在の漫才のポジションは決していいものとは言えません。特に最近のTVの傾向は,短…

お問い合わせ・ご依頼はこちらから