藤澤俊輔 「漫才コラム」と「漫才.コント.落語台本集」

漫才作家だけで食べていくために「オチを売るシステム」を模索中。「古典漫才」の普及を目指しフリー台本公開中。時々コントと落語


お問い合わせ・ご依頼はこちらから

いか

当て書き:タイムマシーン3号(関太 / 山本浩司

 

山本:アタリメって好きですか?

関:アタリメって何?

山:スルメのことだよ

関:スルメ好き!イカ大好き!

山:俺の方がもっと好きだけどね。スルメのことを「アタリメ」って呼ぶくらいだからね

関:いやいやいや…俺の方が好きだって。最近イカの食べ過ぎで「そろそろイカになるんじゃないかな俺」って心配してるからね

山:何心配してんだよ

関:毎晩イカ食べてるから,「朝起きてイカになってたらどうしよう…」って心配しながら毎晩寝てるからね

山:大丈夫だよ。イカになるなんてあり得ないからね

関:そういうタイプの奴が,「どうせ災害なんて起きない」って言っていざ災害が起こるとなんの準備もしてなくて痛い目見るんだよ

山:なんの話してんだよ

関:「ちゃんと備えをしておきなさいよ」っていう話ですよ

山:心配しすぎなんだよ。だいたい「イカになるかもしれない」って心配したところでどんな備えをすればいいんだよ

関:例えば…枕元に醤油とワサビを置いて寝るとか

山:なんで自ら食べられる備えをしてんだよ

関:僕は生姜で食べる派ですけどね

山:どっちでもいいよ

関:イカの立場だったらどっちがいんですかね?ワサビと生姜

山:それこそどっちでもいいわ!

関:イカとしては…「ワサビでも生姜でもどっちでもいい」っていうのが正式見解ということでいいんですか?

山:俺イカじゃないよ

関:イカ代表でしょ?

山:なんだよイカ代表って。人間代表だろ

関:人間代表でもないだろ。でもイカを食す人間だったら「明日朝起きてイカになってたらどうしよう」って心配になるだろ普通

山:ならないよ。お前だけだよ

関:朝起きてもしもイカになってたら,当然布団の中にいるわけだから,掛け布団が重くて外に出られなくて大変だろ

山:本気で心配してんの?

※続きはこちらのnoteを購入するとご覧になれます。

 

 

これはフリーの漫才台本ではありません。すでに販売済みの台本です。何らかの形で使用したい場合は購入者の許可が必要ですので,この記事のコメント欄にご一報ください。

 

 

お問い合わせ・ご依頼はこちらから