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漫才・コント台本 書きます いとこい漫才のような「話の筋とオチがしっかりとした漫才」です 漫才台本を読ませていただきます 「話の筋とオチがしっかりとした台本」を書きたい方におすすめ

笑いは世界を救えるか

面接官:では野田さんの志望動機を教えてください

野田:はい。私はこれまで世界平和という大きな目標を掲げて色々な活動に取り組んでまいりました。しかし,世界平和どころか,日本の経済を好転させることすらできませんでした。「そもそも世界平和なんて無理だったんだ。もうやめてしまおう」とあきらめかけていたその時,こちらの学校の広告が目に飛び込んでまいりました。「こんな学校があるのか。これなら世界平和を実現できるかもしれない」そう思い受験いたしました

面接官:そこまで強い思いで受験されたんですか!?

野田:はい

面接官:しかし…総理経験者の野田さんがわざわざ受験するような学校じゃないですよここは

野田:いえ,私にはこの学校が必要なんです

面接官:うちがどういう学校か分かってますか

野田:MTSです

面接官:そう。漫才師養成学校。今から漫才師になりたいんですか?

野田:はい

面接官:どうしてなんです?

野田:私,気づいたんです。世界を救うのは政治ではなく笑いだって

面接官:本気で言ってるんですか

野田:はい

面接官:漫才がどういうものかちゃんとご存じなんですよねぇ

野田:はい

面接官:じゃあ例えば…ボケとツッコミって分かりますか?

野田:私ももう75歳になりまして,結構いい年ですけれども,まだ全然ボケていません。だから私はツッコミです

面接官:そういうことじゃないんですよ

野田:こういうのをボケって言うんですよね

面接官:えっ?今わざとボケてみたんですか?

野田:はい。どうですか?私のボケ

面接官:面接でいきなりボケ挟んでくるなんてなかなかやりますねぇ…

野田:ありがとうございます

面接官:そうすると野田さんはボケをやりたいんですか?

野田:ボケもツッコミも両方やりたいです

面接官:Wボケということですか?

野田:Wボケというのは,今から30年ほど前の2002年のM-1で一躍有名になった笑い飯の師匠方のスタイルのことですよね。交互にボケるという。でも笑い飯の師匠方はただ交互にボケているだけではなく,交互にツッコミも入れる。しかも二人ともボケもツッコミもうまい。尊敬している漫才師ではあるのですが,私が目指しているのは,やすきよ師匠や阪神巨人師匠のように,ボケにボケをかぶせてからつっこむ,ボケにボケをかぶせてからさらにボケをかぶせてつっこむというような,自由自在にボケとツッコミが入れ替わる漫才です

面接官:野田さん!いいですね!相方はもういるんですか?

野田:はい

面接官:誰ですか?

野田:藤村さんです

面接官:藤村さんって…もしかして当時の官房長官の?

野田:はい

面接官:この次に面接入ってますよねぇ,藤村さん

野田:はい。一緒に来ました

面接官:今ここで漫才見せてもらうことってできます?

野:はい!

 

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野田:野田藤村と申します

藤村:よろしくお願いします

野田:政治家に重要なのは,未来を見通す力だと思うんですよね

藤村:なかなか難しいですよ,未来を見通すのは。私も昔はドラえもんなんて呼ばれていましたけどね,タイムマシーンでもあれば,あの頃に戻っていいアドバイスができるんですけどね

野田:どんなアドバイス

藤村:20年前の自分に「2012年12月12日に北朝鮮がミサイル発射するよ」って教えたいですね

野田:そういえばあの時,まず北朝鮮のミサイルが飛んで,その後君の首も見事に飛んじゃったからね

藤村:そういうことを言うのはやめなさい

野田:あの時君の顔は真っ青になって,まさにドラえもんそっくりだったね

藤村:だからやめなさいって。そういう君はタイムマシーンがあればどんなアドバイスするの?

野田:私はもちろん「もうすぐ前代未聞の大津波が来るから早く原発を停止しなさい」ってアドバイスしますよ

藤村:ずるいねそれ。自分だけいい格好してない?

野田:一緒に言いに行きましょうよ,タイムマシーンに乗って

藤村:でもこんなおじいちゃん二人が「原発停止しなさい」って言っても誰も聞いてくれないでしょ。「大津波が来る」なんて言っても信じてもらえないだろうし

野田:電力会社は「絶対安全」の一点張りですからね

藤村:……

野田:……

藤村:…

野田:…
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面接官:いいじゃないですか野田さん

野田:ありがとうございます

面接官:お二人ともその年で入学を希望されるということは,これから何年も漫才を続ける覚悟があるということですよね

野田:もちろんです。私達は死ぬまで漫才を続けるつもりです

面接官:合格です!

野田:ありがとうございます

面接官:ただし,一つだけ条件があります

野田:はい

面接官:本当に死ぬまで漫才を続けてください

野田:はい

面接官:近いうちにコンビ解散なんて絶対に許しませんからね

野田:大丈夫です。もう解散はこりごりですから

 

 

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