藤澤俊輔 「漫才コラム」と「漫才.コント.落語台本集」

漫才作家だけで食べていくために「オチを売るシステム」を模索中。「古典漫才」の普及を目指しフリー台本公開中。時々コントと落語


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漫才は無限である

同じネタでも,演じるたびに違うものになります。

その日のコンディション
お客さんの構成や反応
相方のアドリブ

これらの要素によって,同じネタなのに,見るたびに全く違ったネタになり得ます。

何年も,何十年も,同じネタをやり続けるなら,そのネタは変化し続け,味わいを増してゆきます。変化と味わいの深まりに,限界はないと思います。

もしも限界を感じているとするなら,それは漫才そのものの限界ではなく,二人の関係の限界なのではないかと思います。二人の間に,漫才に対する熱意や価値観や方向性の違いなどが生じているのではないでしょうか。こうした理由でコンビを解散するというのは,やむを得ないことかもしれません。

でも,もしできることなら,二人が同じ思いを持って,一生漫才を続けていただきたいと強く願います。

 

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