「また同じネタか」なんて言わないでください
TVで同じネタをやっているのを見ると,「また同じネタか」「このネタ知ってるからつまらない」という声をよく耳にします。
確かに,同じネタを全く同じように演じていたら,あきてしまいます。しかし,大抵はその時々にアドリブが入るので,「同じネタでも前回とどう違うのかを見る」という楽しみがあります。ここに漫才の醍醐味の一つがあります。
「作り込んだネタをいかにして崩すか」
完成度の高い漫才のほうが,崩しやすいと思います。話の筋がしっかりしているので, アドリブで多少脱線しても,まとまりのある漫才になるからです。アドリブが入ると漫才は生き生きとしたものになります。アンタッチャブルの漫才を見れば,それがよくわかります。理想の漫才とは, 演じている本人たちが「一番楽しい!」と思っている漫才なのではないかと思います(これは「自己満足」とは全く別ものです)。
アンタッチャブルの漫才復活を待っています。